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導入時の検討ポイントや、活用方法な選び方など防犯カメラなどのお役立ち情報をご案内いたします。

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防犯カメラの種類を徹底解説!カメラの形状や機能についてもご紹介!

2024年6月17日(月)

Photo by Matthew Henry

防犯カメラは用途や機能に応じて様々な種類があります。よく見かけるオーソドックスなものから、高機能なもの、特定用途向けなどのカメラを紹介します。皆様の業務にお役立ていただける情報がありますので、最後までお読みください。

【形状別】防犯カメラの種類一覧

防犯カメラは用途に合わせていくつかの形状で分類する事が出来ます。代表的なカメラ形状についてご紹介します。

ボックス型カメラ(筒型カメラ)

オーソドックスな形状なので、このタイプを連想する方も多いかもしれません。防犯カメラと認識されやすいので、設置による防犯効果も期待できます。


ドーム型カメラ

ドーム形状のカメラは、小型で目立ちにくいものや、大型で高機能なものまで様々な機種があります。小型のものは室内や車両内など、限られたスペースに設置する場合に適しています。また、カメラを覆うドーム部分がスモーク処理されていることで、撮影方向を隠蔽でき、侵入者をけん制できるタイプもあります。


PTZカメラ

PTZカメラとは、左右(パン:Pan)、上下(チルト:Tilt)、拡大(ズーム:Zoom)の機能を持つカメラで、各機能の頭文字を取って「PTZカメラ」と呼ばれています。任意の方向や遠くの被写体をアップで撮影することができます。


マルチセンサーカメラ

1つの筐体に複数のセンサー(カメラ)が搭載されているので、広範囲を撮影しながら特定の被写体をズームで撮影するなどの複雑な撮影が可能です。


全方位360°カメラ

魚眼レンズを使用して、広範囲の映像を撮影できるカメラです。全方位映像はそのまま視聴もできますが、カメラによっては疑似的に4方向の映像や、2つのパノラマ映像に加工して出力する事が可能なものもあります。


【保存法別】録画システム

防犯カメラの映像を録画するには録画装置が必要です。防犯カメラ映像を録画する方法で代表的なものを2つご紹介します。

レコーダー保存(オンプレミス型)

防犯カメラと同じ拠点に設置されるタイプのレコーダーで、最もポピュラーなシステムです。録画媒体としては、HDD(ハードディスクドライブ)が選ばれることが多く、カメラ台数が多い場合や長期間録画が必要な場合は、複数のHDDを組み合わせてRAIDドライブを構築することもあります。また、録画だけでなく、モニターを接続してカメラ映像を表示する機能もあります。


クラウド保存

カメラ映像をインターネット経由でクラウドサーバーに録画するシステムです。録画データがクラウド上に残るので、インターネットが繋がれば、世界中どこからでも録画映像の確認ができます。全国の営業所に設置したカメラ映像を本社で確認するといった運用が可能になります。


【機能別】防犯カメラの種類一覧

Photo by Tasha Kostyuk

ここからは、防犯カメラの機能についてご紹介します。

オートフォーカス

カメラが自動でフォーカス調整を行う機能です。スマートフォンやデジタルカメラなどでも使用したことがある方も多いのではないでしょうか。設置場所が高所など、カメラの調整が困難な場合には、非常に便利な機能です。

光学ズーム

レンズの焦点距離を動かす事で映像を拡大する機能です。光学ズームの特徴としては、拡大しても画質劣化が少なく、遠くの被写体を鮮明に写せることが挙げられます。

自動追尾

動く被写体を追尾撮影できる機能で、PTZカメラに搭載されることが多いです。AIと組み合わせて、人間・車・二輪車を認識して追尾するタイプもあります。

イメージスタビライザー

イメージスタビライザーとは、いわゆる手ブレ防止機能です。強風や振動のある設置場所でも安定した映像を撮影でき、高機能なものは機械式補正と電子補正を組み合わせて、強力な補正効果を得られるものもあります。

IP規格(防滴防水防塵)

IP規格とは防塵・防水性能を表す規格で、IP66やIP67などと表示されます。2桁の数字の最初が外来固形物に対する保護等級、2番目の数字が水に対する保護等級になります。設置場所が屋外や粉塵・水撥ねなどが予想される場合は、これらの規格を考慮する必要があります。

小型マイク内蔵

マイクを内蔵したタイプのカメラを使うと、映像と音声を同時に記録できます。例えば会社や商店の受付カウンターや、処方箋薬局のカウンターなどに設置して、接客業務記録を残すことも可能です。

防犯灯

防犯カメラにはアラーム信号出力機能を備えたものがあり、防犯灯と連動させることが可能です。例えば、侵入者をカメラが捉えると撮影と同時に防犯灯を光らせることができます。カメラによってはライトを内蔵しているタイプもあります。

赤外線

通常、暗い場所では鮮明な撮影は困難ですが、赤外線照射が可能なカメラでは、完全な暗闇でも撮影が可能です。設置場所によっては夜間に照明が確保できないケースがありますが、そういった環境でも撮影ができる機能です。

動体検知

撮影した映像に動くものがあると、それを検知してズームや追尾を行ったり、アラームを発報して録画情報に検知情報を加えたりできる機種があります。検知情報が録画データに残っていると、検知時間の映像を呼び出して効率的に映像チェックが可能になります。

逆光補正機能

カメラの撮影方向に強い光が当たると、正常な撮影が困難になります。強い照明や夜間の車のヘッドライトなどが考えられますが、カメラの機能で補正をかけることで、逆光でも適正な撮影が可能になるものがあります。

顔検出

撮影した映像の中で人物の顔を検出する機能がある機種があります。検出した顔部分を鮮明に録画したり、モザイクをかけて個人の特定を防止したり、データベースと照合して人物を特定するといった様々な用途があります。

AI音識別機能

人の叫び声やガラスの破損音、クラクション、銃声といった音を識別し、アラーム通知する機能を持ったカメラがあります。映像だけでなく、音声と併せて異常検知が可能です。

まとめ

防犯カメラには様々な種類と機能がありますが、用途に合わせて最適なカメラを選ぶことが重要です。カメラの特徴を理解して上手に活用しましょう。

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