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防犯・監視に役立つクラウドカメラシステムとは?メリット・デメリットや選び方について徹底解説

2024年7月25日(木)

Photo by Nathy dog

クラウドカメラシステムとは?

クラウドカメラシステムの仕組みやメリット・デメリットについてご紹介します。

クラウドカメラシステムの仕組み

インターネット接続機能を持ったネットワークカメラと、クラウドサーバーを組合わせる事でカメラ映像のクラウド録画が可能になります。カメラのライブ・録画映像はクラウドサーバー経由で閲覧出来るため、インターネットが使用できるのであれば遠隔地からの監視活動が実現します。

レコーダー(オンプレミス型)との違い

レコーダー(オンプレミス型)との違いですが、カメラ設置場所にレコーダーが必要無いため初期コストの低減や設置費用の削減が期待できます。また、オンプレミス型のレコーダーは、設置者によるメンテナンスが必要になりますが、クラウドサービスでは使用者の録画機器メンテナンスは原則不要ですので管理負担の軽減が可能です。

クラウドカメラシステムのメリット6つ

ここからは、クラウドカメラシステムのメリットを6つ紹介します。

遠隔地からでも録画映像を確認できる

カメラのライブ・録画データはクラウドサーバー経由で閲覧可能ですので、クラウドサーバーに接続可能なインターネット環境がある所なら、世界中どこからでもアクセスが可能です。全国に複数ある拠点を1か所で集中管理するような運用も実現できます。

スマホやタブレットなどモバイル端末でもライブ・録画映像を確認できる

クラウドサービスによっては、インターネットが閲覧可能なスマホやタブレットでライブ・録画映像が確認可能なものもあります。外出先でスマホを利用して、遠隔地映像を確認するといった運用が実現できます。

録画機器が不要のため、初期費用が抑えられる

クラウド録画を利用すると録画機器が不要になるため、初期費用を押さえる事が可能になります。録画機器の設置が不要なので設置費用の削減も期待できます。

検知機能で迅速な対応が可能

侵入・転倒などの検知機能があるクラウドカメラシステムでは、検知内容をユーザーにアラーム発報したりメール通知するものもあります。遠隔地からでも通知と同時に映像の確認が可能ですので、迅速な対応が可能になります。

データ消失リスクを抑えられる

クラウドカメラシステムでは録画データはクラウド上に保存されますので、ローカルに設置する録画機器に比べてデータ消失のリスクを抑える事が可能です。録画機器の場合、機器の故障に加え、災害や人為的な機器破壊のリスクなどが考えられますが、クラウド化によってこれらのリスク低減が図れます。

マーケティングや業務効率化に活用できる

混雑時の店舗状況を遠隔地からリアルタイムで閲覧可能なため、効果的な対応や人流分析が可能になります。また、連動する複数の生産ラインをリアルタイム分析して作業速度を調整・最適化、生産性の向上・業務効率化を図るといった活用法もあります。

Photo by Cookie the Pom

クラウドカメラシステムのデメリット3つ

ネットワーク環境に影響される

ネットワークカメラシステムではカメラとクラウドサーバーはインターネット経由で接続されるため、ネットワークの混雑状況によっては録画が出来ない事があります。特にモバイル回線を利用する場合は、曜日や時間帯によって回線速度が変動する事があり、ローカル録画のバックアップ等で対策が必要になる事もあります。

継続的にクラウド利用料が発生する

クラウドサービスの利用中は継続して利用料が発生します。録画機器を購入して減価償却する、といった費用管理とは考え方が異なりますので、企業で導入される場合は経理部門などと連携して検討を進める事をお勧めします。

情報漏洩のリスクがある

クラウドカメラシステムのメリットを活かすためには、インターネットの利用は必須となりますが、セキュリティ対策の検討も慎重に行う事が大切です。ID・パスワードの管理を厳重に行う事はもちろん、システム利用者・利用状況の定期的な確認体制の構築なども検討しましょう。

【設置場所別】クラウドカメラシステムの利活用法

マンション・アパート

複数物件を管理する管理会社や警備会社であれば、1か所で集中管理が可能になりますので、効率的な管理運用・警備が可能です。

駐車場

立地的にネットワーク配線や録画装置の設置場所を確保できないケースでも、クラウドカメラシステムとモバイル通信の組合せなら、カメラのみの設置で運用が可能です。

スーパー・小売店

複数店舗の商品の欠品状況を一括でリアルタイムで把握し、効果的な配送・品出しを実施出来ます。また、複数店舗の来店者の行動分析を本社一括で実施し、効果的な商品配置や売り場作りに活用する事も可能です。

飲食店

店舗から離れた場所でも、来店者の迷惑行為を検知・対応する事が可能になりますので店内環境を良好に維持する事が出来ます。また、小規模な飲食店の場合、スペースの関係で録画装置の設置が難しい事があります。その場合でもカメラ単体で利用できるクラウドカメラシステムであれば運用が可能です。

建築現場

建築現場ではカメラの設置期間が限られており、カメラ用のネットワーク配線を設置する事が難しい場合があります。クラウドカメラシステムとモバイル通信の組合わせであれば、電源の確保だけで運用が可能です。また、遠隔地にいる施工技術者による技術支援などに活用する事例もあります。

河川管理

遠隔監視による河川の周辺環境や水量の状況把握、また降雨時の増水状況などを河川から離れた場所で安全に確認する事が可能です。

クラウドカメラシステムを選ぶ際の注意点

画質と費用のバランス

カメラ画像は高画質化するとデータ量が増える傾向にありますが、その場合回線使用料やクラウドサーバー費用も増加する事になります。クラウドカメラシステムでは画質と回線・クラウドサーバー費用のコストバランスを慎重に検討する事をおすすめします。

映像の保存期間と費用のバランス

映像の保存期間が長期化する事で、クラウドサーバーのコストが増加する可能性があります。録画期間と費用についてもコストバランスの検討が必要です。

セキュリティ対策、プライバシーに配慮する

クラウド録画はオンプレミス録画と比較して、不正アクセス対策・映像の外部流出対策を厳重に行う事が必要です。定期的なパスワードの変更や、アクセス権限の管理でシステムにアクセスできる人員を限定する、アクセスログの確認などの対策が必要です。また、録画映像に含まれるプライバシー情報の管理についても事前の検討をしっかりと行いましょう。

おススメ クラウドカメラシステムのご紹介

i-PRO WV-S7130UX  +  現場映像活用サービスCameleo

i-PROの屋内小型AIカメラ「WV-S7130UX」と、パナソニックコネクトのクラウドサービス「Cameleo」をご紹介します。WV-S7130UXは設置場所を選ばない小型カメラですが、AI機能を搭載した高機能なモデルです。Cameleoはクラウド経由でカメラのライブモニタリングや録画・再生が可能なクラウドサービスで、WV-S7130UXをCameleoへ接続することで遠隔地からのライブモニタリングや録画・再生が可能です。また、WV-S7130UXの動作検知アラームをCameleoが受け取り、事前に設定したメールアドレスへ通知を送る、といった運用が可能です。

まとめ

クラウドカメラシステムについてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。オンプレミス型のカメラシステムにはないメリットが色々とありますが、費用対効果やクラウド特有のリスクについては慎重な検討が必要です。用途に合わせた機種・サービスの選定も重要になります。稲沢商会では様々な機種・サービスのご紹介が可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

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