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駐車場に防犯カメラを設置するメリットは?選び方や設置位置も解説

2024年12月10日(火)

https://www.photo-ac.com/main/detail/27664042

駐車場のセキュリティを向上させたいと考えている方には、防犯カメラの設置がおすすめです。この記事では、駐車場に防犯カメラを設置するメリットや適切な位置、選び方のポイントを紹介します。

駐車場でのトラブル防止のために、防犯カメラの設置を検討中の方もいるのではないでしょうか。防犯カメラを駐車場に設置することで、セキュリティ向上以外にも多くのメリットが期待できます。

しかし、防犯カメラの効果を高めるためには、単にカメラを購入し設置すれば良いわけではありません。カメラの種類や性能、設置場所を誤ると、期待通りの結果を得られない可能性があります。

この記事では、防犯カメラを設置するメリットや設置場所について解説します。最後まで読んでいただければ、自分の駐車場に最適な防犯カメラを設置し、いざというときに役立つ映像を記録できるようになるでしょう。

駐車場に防犯カメラを設置するメリット

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駐車場に防犯カメラを設置することで、次の5つのメリットを享受できます。

  • 車上荒らしなどの証拠を残せる
  • 防犯効果がある
  • トラブルを長期的に記録できる
  • 効率的に管理できる
  • 利用者に安心感を与えられる

一つずつ解説します。

車上荒らしなどの証拠を残せる

駐車場では、車上荒らしや車への落書き、いたずらによる傷などのトラブルが発生する可能性があります。

防犯カメラを設置することで、トラブルや事件発生時の証拠として録画映像の記録が可能です。防犯カメラの録画映像から、犯人の顔や車のナンバープレートを特定できるため、事件解決に役立ちます。

防犯カメラの設置が望ましい駐車場の特徴は、以下の通りです。

  • 人通りの少ない駐車場
  • 管理人が常駐していない駐車場
  • 夜間照明が少なく薄暗い駐車場

これらの駐車場では、事件やいたずらによりトラブルが発生しやすいことが想定されるため、防犯カメラの設置を検討することをおすすめします。

防犯効果がある

防犯カメラを設置し、周囲に防犯カメラの存在を認識させることで、犯罪抑止効果が期待できます。車上荒らしやいたずらをたくらむ犯人が防犯カメラの存在に気付けば、証拠映像が残る可能性を考慮して、犯行を断念するかもしれません。

防犯対策を実施していることを周知するためには、目立つ場所に「防犯カメラ作動中」などの看板を設置することで、犯罪を未然に防ぎやすくなります。

トラブルを長期的に記録できる

防犯カメラの映像は、レコーダーやクラウドに長期間保存できます。一般的に、防犯カメラの録画映像は数週間から1カ月程度保存されますが、管理者によっては数カ月にわたって保存することもあります。

長期間保存する理由は、利用者が車のいたずらや車内の盗難に気付くのが遅れた場合でも対応できるようにするためです。そのため、1カ月程度の映像を保存できる容量の確保が推奨されます。

効率的に管理できる

防犯カメラの設置場所を工夫することで、駐車場全体を隅々まで撮影でき、空車状況や車両の出入りを効率的に管理できます。

カメラの種類によっては、駐車場利用者の数を分析することも可能で、繁忙期・閑散期を把握する際にも役立ちます。駐車場の稼働状況を把握することで、割引サービスの提供や管理人員の増加など、マーケティングに活用することも可能です。

駐車場に防犯カメラを設置するときにおすすめの位置

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駐車場に防犯カメラを設置する際には、適切な位置に設置することが重要です。ここでは、駐車場における防犯カメラの設置位置について、次の3つの項目を解説します。

  • 見えやすい位置
  • 手が届きにくい位置
  • ナンバープレートが映る位置

見えやすい位置

駐車場の防犯カメラは、利用者から見えやすい位置に設置しましょう。利用者から見えやすい位置に設置することで、犯罪を企む者に対する犯罪抑止効果が期待でき、利用者には安心感を与えられます。

また、防犯カメラのサイズは、小型よりも大型のカメラの方が威圧感を与えられるためおすすめです。予算的に本物のカメラを設置するのが難しい場合は、ダミーカメラの導入を検討することも一つの方法です。

手が届きにくい位置

駐車場に防犯カメラを設置する際の位置は、手が届かない高い位置が理想的です。手が届く位置に設置すると、犯人に防犯カメラを破壊されたり、ケーブルを切断されたりする恐れがあり、証拠映像が残らなくなるリスクがあるためです。 ただし、極端に高い位置に設置してしまうと、犯人の真上からの映像しか撮れず、顔やナンバープレートが映らない可能性もあり犯人の特定が難しくなります。防犯カメラの設置位置は、一般的に3〜4mが適切とされているため、参考にすると良いでしょう

ナンバープレートが映る位置

駐車料金の未払いや駐車中の車の盗難など、車に関する犯罪対策として防犯カメラを設置する場合は、ナンバープレートを映像に記録することが重要です。

記録したナンバープレートの番号をもとに、警察が所有するナンバー検索システムを使用して所有者情報を特定できます。

警察は事件性のある場合に対応してくれるため、迅速な事件解決のためにも、ナンバープレートが映る位置に防犯カメラを設置しましょう。

防犯カメラを駐車場に設置する方法

防犯カメラを設置する方法として、主に「自分で設置する」または「業者に依頼する」という2つの選択肢があります。

自分で設置する場合は、以下の準備が必要です。

  • 設置場所の選定
  • 防犯カメラ取付具の準備
  • 配線用の配管の準備
  • 電源の確保
  • 雨や風からの保護対策
  • 定期点検のスケジュール設定

自分で設置する場合、配線方法や設置後の映像確認など、トラブルにも自己対応しなければなりません。

機械操作に自信がない方や詳しくない方は、専門業者へ依頼することをおすすめします。業者に依頼することで、設置から運用開始まで一任でき、トラブル発生時もプロによる対応が可能になります。

また、定期的なメンテナンスを提供する業者もあるため、複数の業者を比較検討し、防犯カメラを設置する目的や予算に応じて選定することが大切です。

駐車場に設置する防犯カメラを選ぶときのポイント

駐車場に設置する防犯カメラを選ぶときのポイントは、以下の通りです。

  • 広範囲を映せる
  • 逆光・暗所でも映せる
  • 画質が良い
  • 防水機能がついている

順番にご説明します。

広範囲を映せる

駐車場用の防犯カメラは、広範囲を撮影できる画角の広さが必要です。一台のカメラで広範囲を撮影できれば、設置台数を減らし、死角を最小限に抑えられます。 ドーム型の「PTZタイプ」の防犯カメラは、カメラの撮影範囲が広く、一台で広範囲を撮影できるため効果的です。なお、広範囲をカバーしつつ、威圧感も出したい場合は、筒状の「バレット型カメラ」を使い、角度を変えて複数台設置すると良いでしょう。

逆光・暗所でも映せる

駐車場での犯罪・トラブルは夜間に多く発生するため、防犯カメラには夜間でも撮影できる機能が求められます。そのため、赤外線による暗視撮影機能付きのカメラを選ぶことが推奨されます。

赤外線機能付きの防犯カメラは高価で予算オーバーになる場合は、LEDランプ付きや人感センサーライト付きのカメラも検討しましょう。

夜間撮影時は、車のライトによる逆光でナンバープレートが鮮明に撮影できないことがあるため、逆光補正機能があると白飛びや黒潰れを防げます。逆光補正機能付きのカメラであれば、車のライトが点灯していてもシャッタースピードや絞りを調整し、ナンバープレートの数字を読み取ることが可能です。

画質が良い

駐車場に設置する防犯カメラを選ぶ際には、画質の良さも確認する必要があります。なぜなら、録画した映像からナンバープレートの数字や犯人の顔を明瞭に確認できなければ、犯人特定が困難になるからです。

ナンバープレートの数字や犯人の顔を識別できる画質は、200万画素以上が目安となります。 200万画素はフルハイビジョン相当であり、このスペックであれば、広域を撮影しつつ、細部を拡大してもクリアに識別できます。なお、400万画素以上のカメラはさらに高性能ですが、その分高価になるため予算に余裕がある場合に検討してみてください。

防水機能がついている

駐車場に屋根がない場合には、防水機能付きの防犯カメラを選ぶ必要があります。その際には、防水性能に加えて防塵機能も備えているかを確認しましょう。

屋外の駐車場で防水・防塵機能が付いていないカメラを使用すると、雨水がカメラ内に浸み込み、故障する恐れがあります。防水・防塵機能が付いている防犯カメラには、「IP66」や「IP67」といった表示があります。

これらのIPコードは、防水・防塵に対する能力の度合いを示し、各数字に以下のような意味があります。

IP規格性能
IP66強い水の直接噴流に対しても影響を受けない
IP67一定の圧力と時間で水に浸しても水が浸入しない
IP68水中での使用が可能

IPコードの数字部分が「6」のタイプは、防塵性能も最高ランクを示すため、IP66からIP68の範囲で防塵機能に差はありません。

駐車場で使用する防犯カメラを選ぶ際には、「防水」「防塵」または「IP66」「IP67」が記載されているか確認しましょう。

まとめ

駐車場に防犯カメラを設置することで、以下のようなメリットを得られます。

  • 車上荒らしなどの証拠を確保できる
  • 犯罪の抑止効果が期待できる
  • 長期間のトラブル記録が可能
  • 駐車場の効率的な管理が可能
  • 利用者に安心感を与える

必要な機能を備えたカメラを選定し、適切な位置に設置することが重要です。機械操作に自信がない方や専門知識がない方は、専門業者に依頼することをおすすめします。

稲沢商会では、監視体制を強化するためのネットワークカメラを提供しており、カメラの選定から設置まで全面的にサポートいたします。

駐車場における防犯カメラの設置実績も豊富にあり、迅速に対応いたします。防犯カメラの導入に関するご質問やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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