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オフィスに監視カメラを設置するメリットは?注意点やおすすめも紹介
2025年1月24日(金)
オフィスに監視カメラを導入することで、防犯対策・不正防止・犯罪抑止などのメリットが期待できます。この記事では、オフィスに監視カメラを設置するメリットや注意点、選ぶときのポイントを紹介します。
安心して働ける環境づくりの一環として、オフィスに監視カメラを導入するケースが増えています。オフィスに監視カメラを導入することにより、防犯対策だけでなく、不正防止や犯罪抑止といった多くのメリットが期待できます。
しかし、監視カメラの設置に関する注意点を理解していない場合、トラブルを引き起こす可能性があります。
この記事では、オフィス内に監視カメラを設置するメリットや注意点、おすすめのカメラのタイプについて解説します。
最後まで読むことで、社員とのトラブルを回避しながら、オフィス内の防犯対策を充実させ、生産性の向上を目指すことが可能です。オフィスに監視カメラを設置したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
オフィス内に監視カメラを設置するメリット
オフィス内に監視カメラを設置するメリットは、以下の4つです。
- 犯罪や不正行為を監視できる
- ハラスメントの防止につながる
- 労務管理に活用できる
- 業務効率化が期待できる
順番に説明していきます。
犯罪や不正行為を監視できる
オフィスに監視カメラを設置することで、犯罪や不正行為を監視し、問題解決に役立てられます。
具体的には、不法侵入や強盗被害、または社員の不正行為が発覚した場合に、監視カメラによって犯人の特徴や顔、侵入経路などを特定する手助けになります。
監視カメラを設置していなかった場合、警察に依頼しても証拠が見つからず、事件解決に至らない可能性があります。
万が一に備えて、オフィス内には監視カメラを設置しておくことが推奨されます。
ハラスメントの防止につながる
オフィスに監視カメラがあることを周知すると、会社としてハラスメントの防止策を講じていることを社員に示すことができ、ハラスメント行為の抑制につながります。
また、万が一に社員からセクハラやパワハラ、マタハラなどのハラスメント被害を相談された際には、監視カメラの映像をもとに実際に発生した場面を確認することが可能です。
口頭での報告だけでは、本当に被害にあったのかどうか判断が難しいですが、映像が残っていれば証拠として、被害を立証する手段となります。
また、被害者に対しても迅速かつ公正な対応を行うことができ、職場全体の信頼と安全性の向上にもつながります。
労務管理に活用できる
オフィスに監視カメラを設置するメリットとして、労務管理に活用できる点もあげられます。
近年、時間外労働の規制が強化され、時間外労働の削減が求められています。
退勤処理後に残業する社員や毎月残業時間が多い社員がいる場合、監視カメラを設置することで時間外の勤務状況を確認し、不法な残業が行われていないか、特定の社員に時間外労働が集中していないかをチェックできます。
監視カメラの設置により、時間外労働の減少や業務の公平な分担が可能となり、職場環境の改善に寄与します。
業務効率化が期待できる
オフィスに監視カメラを設置し、そのことを社員に周知することで、社員全員が管理されているという意識をもち、緊張感を持って仕事に取り組むようになることもメリットの一つです。
また、監視カメラの映像をもとに社員の仕事の流れを分析することで、業務の無駄やより良い仕事の進め方を見つけることにもつながり、業務効率化を推進できます。
オフィスに監視カメラを設置するときの注意点
オフィスに監視カメラを設置する際には、気をつけなければならないこともあります。ここでは、オフィスに監視カメラを設置するときの注意点を3点ご紹介します。
- 従業員のプライバシーに配慮する
- コストが生じる
- 広範囲が映る場所に設置する必要がある
従業員のプライバシーに配慮する
オフィスにカメラを設置する際は、従業員への周知を徹底し、理解を得てから設置することが重要です。特に、トイレや更衣室、ロッカーなどプライバシーの侵害になるような場所への設置は避ける必要があります。
やむを得ず、トイレや更衣室付近に設置する場合は、撮影範囲に気を付け、プライバシーの侵害にならないように気を付けましょう。
監視カメラの設置方法に関しては、自治体ごとに条例やガイドラインが設定されているケースもあるため、事前に自治体に確認し、条例違反にならないよう注意が必要です。
広範囲が映る場所に設置する必要がある
オフィスに監視カメラを設置する際は、死角ができないように広範囲が映る場所に設置する必要があります。
監視カメラに死角があると、社員の監視が不十分になることや、強盗の侵入経路や犯行の瞬間を捉えられない可能性があります。
カメラの種類によって撮影範囲が異なるため、カメラの画角を理解し、死角ができないように適切な位置に設置しましょう。
オフィスへの設置におすすめな監視カメラのタイプ
オフィスへの設置におすすめの監視カメラのタイプは、以下の4種類です。
- ボックス型
- ドーム型
- 全方位型
- PTZ型
一つずつ特徴を説明していきます。
ボックス型
ボックス型カメラは筒状の監視カメラであり、外見から監視していることがわかるため、犯罪抑制効果が期待できます。ただし、撮影方向に関してはカメラの向きが変えられないため、1台では広範囲をカバーできない点は欠点といえます。ボックス型カメラでオフィス全部を撮影するためには、撮影方向を変えながら複数台を設置する必要があります。
ドーム型
ドーム型は半円形の監視カメラで、主にショッピングモールやマンションなどで利用されています。特徴として、ボックス型カメラよりも威圧感を与えない点があげられます。また、外見からはレンズの方向が読み取りにくく、撮影範囲が周囲に知られにくいことも特徴の一つです。オフィスで使用する際は、来客対応をする応接室や事務所の中央部分など、広範囲をカバーしたい場所に設置するのが適しています。
全方位型
全方位型は魚眼レンズを使用して360度の広範囲を撮影できるカメラです。オフィスの執務室天井に設置すると、室内全ての撮影が可能になります。レコーダーと組合わせて、魚眼映像だけでなく、ダブルパノラマや4画面映像などを表示できるものもあります。
PTZ型
PTZ型カメラは、カメラレンズの向きを自由に動かし、撮影時のズームイン・ズームアウトも操作できる監視カメラです。PTZ型カメラの特徴は、カメラの向きを変えることで撮影範囲を調整でき、広範囲を1台でカバーできる点です。ただし、撮影方向を変えるとカメラの背後が死角になる可能性があるため、設置する際には注意が必要です。
オフィス設置する監視カメラを選ぶときのポイント
オフィスに設置する監視カメラを選ぶ際には、次の4つのポイントを押さえることで、必要な要件を満たす製品を選定できます。
- 録画方法・保存期間
- セキュリティ
- 画質
- オプション機能
それぞれ、詳しく解説します。
録画方法・保存期間
設置する監視カメラを選ぶ際には、録画方法と保存期間を決めることが重要です。保存期間の長さによって必要な録画容量や月額料金が異なるため、事前に計画を立てておくとスムーズです。例えば、以下のような録画方法と保存期間の設定が考えられます。
【レコーダーを使用する場合】
- 録画方法:レコーダーに直接録画
- 保存期間:30日間分を保存
- 主なコスト:レコーダーの購入費用と管理費用
【クラウドを利用する場合】
- 録画方法:クラウドに映像を保存
- 保存期間:30日間分を保存
- 主なコスト:クラウドサービスプロバイダーの利用料金
レコーダーとクラウドどちらでも監視カメラの映像を録画できるため、自社のニーズにあった録画方法を選びましょう。
セキュリティ
オフィスのセキュリティを強化するためには、ボックス型の監視カメラを選ぶことをおすすめします。ボックス型の監視カメラは、その外見から犯人に対して威圧感を与え、犯罪を未然に防ぐ効果が期待できます。さらに、監視カメラを設置していることを、壁やドアに掲示するなどして周囲に明確に示すことで、犯罪抑制効果を高められます。特に、夜間における強盗や盗難事件の発生リスクが高い場合は、赤外線機能、LEDライト、人感センサーライトなどが付いたボックス型カメラを選ぶと効果的です。
画質
防犯や不正防止の目的で設置したカメラの画質が低いと、顔を識別することができず、何が行われているのか不明瞭な映像になり、設置の意味が薄れてしまいます。そのため、使用目的に応じた高画質のカメラが必要です。カメラの画質は、画素数が多いほどより鮮明な映像で撮影できます。カメラの画素数と撮影可能レベルの目安は、以下の通りです。
画素数 | 撮影可能レベルの目安 |
約100万画素 | 人の出入りが判断できるが、顔の識別は難しい |
約200万画素 | 広範囲を撮影し、拡大しても顔の識別が可能 |
400万画素以上 | 手元での作業内容まで鮮明に撮影できる |
一般的なオフィス用の監視カメラの画質としては、200万画素のカメラがおすすめです。
販売店などではデモ用カメラの貸出を行う事もありますので、こうしたサービスを利用しオフィスに設置、録画映像を確認して、より高画質のカメラが必要かどうかを判断すると良いでしょう。
オプション機能
監視カメラにはさまざまな機能があります。設置する場所や目的に応じて、適したオプション機能を備えたカメラを選ぶことが重要です。
代表的なオプション機能には、以下のようなものがあげられます。
機能 | 説明 |
顔認証 | カメラに登録された顔を認証し、未登録の顔を自動で検知する機能。セキュリティ強化に役立つ |
音声録音 | 監視カメラが音声を記録し、パワハラやセクハラなどの問題の証拠として活用できる |
デイナイト | 昼間はカラー映像、夜間はモノクロ映像に自動で切り替わる機能。夜間の映像品質を重視する場合は、赤外線暗視機能付きが推奨される |
動体検知 | 撮影範囲内で人や物体の動きを感知し、撮影を開始する機能。夜間に必要なときだけカメラを作動させたい場合に有用 |
カメラを設置する場所により、必要な機能は異なります。どの場所にどのような機能が必要かを確認し、最適な監視カメラを選ぶようにしましょう。
まとめ
オフィスに監視カメラを設置することで、以下のメリットが期待できます。
- 犯罪や不正行為を監視できる
- ハラスメント防止に貢献する
- 労務管理に活用できる
- 業務効率化が促進される
監視カメラにはさまざまな種類があり、例えば見た目がわかりやすく犯罪抑制効果が期待できる「ボックス型」、目立ちにくく広い用途に柔軟に対応する「ドーム型」、広範囲の撮影が可能な「全方位型」などがあります。
設置する目的や場所に応じて、最適なカメラを選ぶことが重要です。
稲沢商会では、監視体制を強化するネットワークカメラを提供しています。セキュリティの専門家が、お客様のニーズに合わせて最適な監視カメラの選定から提案まで行います。監視カメラや防犯カメラの導入をご検討中の方は、ぜひご相談ください。
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