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倉庫作業を効率化する11の方法を解説!必要な理由やポイントを紹介
2025年3月28日(金)

この記事では、倉庫作業を効率化する方法11施策と取り組み時のポイント、効率化が必要な理由を紹介しています。倉庫作業の効率化が進めば、少ない人数でも生産性を向上できます。倉庫の効率化にお悩みの方は参考にしてください。
人材不足の中、多くの業務をこなして生産性を向上させるには、倉庫作業の効率化が欠かせません。その際、いかに無駄な作業や時間を減らすかの工夫が必要です。例えば、倉庫作業を効率化する方法として、倉庫内の整理整頓やレイアウト変更などが挙げられます。
自社の物流倉庫の業務を効率化し、コストや従業員の負担を削減したい方はぜひ参考にしてください。
目次 [非表示]
物流倉庫における作業効率化の必要性

物流倉庫において作業の効率化が必要な理由は次の2点です。
- 慢性的な人手不足
- ネットショッピングの普及にともなう配達量の増加
帝国データバンクの「人手不足に対する企業の動向調査(2024年10月)」によると、物流業界の約7割が人手不足に陥っているとされています。少子高齢化による労働人口の減少に加え、倉庫作業における「夏は熱く、冬は寒い」「待遇が悪い」といったネガティブなイメージも人手不足の要因です。
また、ネットショッピングの普及により配達量が増え、倉庫内の作業量も増加傾向にあります。

国土交通省の調査によると、宅配便の取扱個数は32.2億個(平成22年度)から50.7億個(令和5年度)に増えました。再配達率も令和6年10月時点で約10.2%となっており、再配達量の増加も併せて物流業界の負担がさらに大きくなっています。
こうした状況の中で、労働環境を改善するには効率化を図り生産性を上げる必要があります。
物流倉庫の作業を効率化する11の方法

物流倉庫の作業を効率化する方法は次の11施策です。
- 倉庫内の整理整頓を徹底する
- 倉庫のレイアウトを見直す
- 業務マニュアルを導入する
- マテハン機器の導入を検討する
- 適正在庫を維持する
- 保管設備の更新を検討する
- 適切なピッキング方法を選ぶ
- 商品の保管場所にわかりやすい住所を付ける
- 業務量に見合った人員を確保する
- 倉庫管理システムを活用する
- 車両入構管理を省人化する
順番に紹介していきます。
倉庫内の整理整頓を徹底する
倉庫内の商品を整理整頓すると作業効率が上がり、生産性向上を図れます。特に、保管場所が決まっていない商品が通路に置かれている、乱雑に配置されているといった場合、通行が妨げられ、ピッキング時に余計な時間がかかってしまいます。
また、「整理整頓」だけでなく「清掃」「清潔」「しつけ」を意識することも重要です。
倉庫内をきれいに掃除し、作業しやすい環境を維持することで、長期的な生産性向上が期待できます。そのためには、従業員への教育も欠かせません。
上記で紹介した「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」は、各単語の頭文字を取って「5S活動」と呼ばれ、職場環境の整備に活用されています。もともと製造業や建設業で一般的に使われてきた概念ですが、倉庫業にも応用することで、より働きやすい環境を実現できるでしょう。
倉庫のレイアウトを見直す

倉庫のレイアウトを見直すことも作業効率および保管量の向上につながります。商品の配置を工夫することで、無駄な移動を減らし、作業スピードを向上させることが可能です。
例えば、出荷頻度の高い商品は搬出口の近くに、頻度の低い商品は奥に配置することで移動距離を短くできます。
また、倉庫の形状に応じた収納方法を選ぶことも大切です。I字型の収納方法は倉庫の両端に出入口があり、U字型は同じ側に出入口がある倉庫におすすめします。
それぞれのメリットデメリットは以下のとおりです。
収納方法 | メリット | デメリット |
I字型 | 入出荷作業を同時にできる狭い倉庫でも多くの商品を置ける入荷商品と出荷商品を混同しにくい | 従業員が複数人で同時に業務を行うとぶつかる危険性がある |
U字型 | 従業員同士の連携がスムーズにできる大規模な倉庫スペースを有効に使える | 保管スペースを作りすぎると作業スペースが狭くなる |
自社倉庫にどちらが適しているか判断し、商品の置き場所を変えてみましょう。
業務マニュアルを導入する
倉庫内の業務をマニュアル化することで作業効率を上げられます。
従業員がそれぞれ独自のやり方で業務を行なっていると、作業の無駄が増え、品質にもばらつきが生じてしまうでしょう。業務マニュアルを導入すれば、誰でも一定の品質で作業をこなせるようになり、特定の作業がベテランにしかできないといった課題も解決できます。
導入するマニュアルは図や倉庫内の写真を多用し、誰が見てもわかるように作成しましょう。倉庫内作業の経験がない新人従業員も視覚的に理解しやすくなり、教育時間の短縮が狙えます。
マテハン機器の導入を検討する
次のようなマテハン機器を利用すると倉庫作業の効率を上げられます。
※マテハン マテリアルハンドリングの略
- フォークリフト
- トラックローダー
- ベルトコンベヤ
- ローラーコンベヤ
- パレタイザ
- 垂直搬送機
- 無人搬送機
例えば、マテハン機器を導入することで、今まで10往復しなければならなかった作業を、半分以下の労力で済ませられる場合もあります。女性では一度に運べないような量の商品でも、マテハン機器を導入すれば運搬が可能です。
ただし、マテハン機器を導入するためにはコストがかかるのが難点です。マテハン機器の新規購入価格を一部紹介します。
- フォークリフト:300~500万円
- ベルトコンベヤ(長さ1~3m程度):55,000円~
マテハン機器の導入費は性能や自社倉庫の規模により差があるため、費用対効果が高い種類はどれか検討することが重要です。
適正在庫を維持する
倉庫内の保管容量には限りがあるため、過剰在庫を抱えると保管場所が不足し、通路に商品が置かれ商品が混在するなどの原因になります。その結果、ピッキング効率の低下や転倒事故のリスクが高くなってしまいます。
在庫を必要最小限にすることで余裕を持った保管ができ、整理整頓の維持だけでなくコスト削減にもつながります。そのためには、商品ごとの出荷量を把握し、年間の消費傾向や季節ごとの変動を分析することが必要です。
また、突発的に出荷が増えるケースもあるため、市場の動向も定期的にチェックすると、より柔軟に対応できるでしょう。
保管設備の更新を検討する
商品を保管する保管設備を、保管する商品の大きさや量に合わせて変更することで収納効率を上げられます。
倉庫収納で使われる主な収納は次の3つです。
保管設備の種類 | 特徴 |
スチールラック | 業務用に一般的に使用されている保管設備収納する商品のサイズに合わせて棚の位置を自由に変えられる |
ネステナー | パレット収納に利用されるラックネステナーを重ねることもできるため、天井までのデッドスペースを有効利用できる |
パレットラック | パレットに荷物を載せたまま収納できるパレットラックは重量物の保管に適しているため金属や液体の保管がおすすめ |
スチールラックのレール式移動棚は、必要な棚の部分だけに通路スペースを確保でき、収納容量を約1.5倍に増やせます。また、パレットトラックは重量物に適しており、大型商品の保管に向いています。
保管物の特徴や目的に合わせて保管設備を変更すると、収納量が増えるだけでなくピッキング作業もスムーズになるでしょう。導入前には、実際の業務内容を業者に伝え、業務効率を向上させる機能が備わっているかを確認することが大切です。
適切なピッキング方法を選ぶ
ピッキング方法は倉庫作業の効率化と深く関係しています。倉庫のレイアウトや従業員の経験を考慮し、効率的なピッキング方法を選びましょう。
ピッキングにはシングルピッキングとトータルピッキングの2種類があり、それぞれの特徴は次のとおりです。
ピッキング方法 | 特徴 |
シングルピッキング | 1オーダーごとに商品を集める作業内容がシンプル ピッキング回数が多くなる |
トータルピッキング | 複数のオーダーをまとめて商品を集める 同じ商品を何度も取りに行く手間が省ける集めた商品をオーダー別に分ける手間が増える |
それぞれにメリットとデメリットがあるため、一概にどちらが優れているとはいえません。
例えば、まだ倉庫作業に慣れていない従業員がトータルピッキングを行うと、時間がかかる場合があります。集める商品点数が多いと場所を探すのに手間取り、誤った商品をピッキングしてしまうと、再度取り直しに行く必要があるためです。
倉庫の運用状況やピッキングを行う従業員の技量などを考慮し、適した方法を選ぶと良いでしょう。
商品の保管場所にわかりやすい住所を付ける
倉庫内では保管場所に住所を割り振り、商品がどこの棚にあるのかを明確にする必要があります。あらかじめ保管場所を記録しておけば、ピッキング時に探し回る手間が省け、作業時間を短縮できます。
棚に商品を保管しているのであれば、列・連・段ごとに番号を割り振る方法が便利です。
割り振る番号は、すべて数字にするのではなくアルファベットを用いるとわかりやすくなります。
例えば、「列:5 」「連:C」「段:3」の場合、「5-C-3」と表記します。
段の番号はあとから増やすケースを想定し、最下段から番号を割り振るのがおすすめです。
商品の保管場所に住所を設定していない場合は、従業員が迷わないよう、わかりやすいルールを決めて運用しましょう。
業務量に見合った人員を確保する
物流業界では人手不足が続いており、簡単に人員を増やせるわけではないものの、業務量に見合うだけの人員を確保するようにしましょう。
作業者が少ない状況では、業務時間内に終わらせようと焦りが生じ、作業精度が低下するリスクがあります。また、残業が続くと疲労が蓄積し、ミスや事故が増え、さらに人員が少なくなることもあり得ます。
人員確保のための施策として、経験のない女性や高齢者、外国人労働者でも働きやすい環境を整えることが重要です。採用対象を倉庫作業の経験がある男性のみに限定してしまうと、人員確保が遅くなります。
業務のマニュアル化やシステムを利用した業務の簡素化などに取り組み、働きやすい職場づくりを優先しましょう。
倉庫管理システムを活用する
倉庫管理システムの活用は倉庫作業の効率を飛躍的に向上させられます。特に、在庫や出荷管理をデジタル化することで、人為的ミスを減らし、作業の正確性も高められます。
倉庫管理システムで一元管理できる主な業務は次のとおりです。
- 入荷管理:入荷する製品数やリストを管理
- 在庫管理:在庫数の把握やロケーション管理
- 出荷管理:出荷製品の管理やピッキングリストの作成
- 棚卸管理:棚卸の状況把握
- 帳票・ラベル発行:商品を管理するための帳票・ラベルを発行
例えば、ピッキングの際に間違った商品のバーコードを読み取ると、エラーが表示され作業ミスを防げます。倉庫管理システムを活用すれば、アルバイトやパートでも即戦力として活躍でき、人員増加が可能です。
しかし、自社の倉庫作業に適した機能を備えた倉庫管理システムを選ばなければ、期待どおりの効果が得られないので注意が必要です。
車両入構管理を省人化する
倉庫作業の効率化には、AIネットワークカメラを用いる方法もあります。AIネットワークカメラを設置すると、倉庫に入構する車両のナンバープレートを自動認識してゲートの開閉を制御できるため、守衛所に人員を配置する必要がなくなります。
また、2023年6月に国土交通省から発表された「物流の適正化・生産性向上に向けた荷主事業者・物流事業者の取組に関するガイドライン」には、トラックの荷役作業を2時間以内とすることと定められています。
そのため、車両到着を倉庫内のスタッフに通知する機能も活用すれば、事前に荷役作業の準備ができ、作業時間の短縮も可能です。
上記のガイドラインを遵守するためにも、AIネットワークカメラによるトラックの入構管理がおすすめです。
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物流倉庫の効率化に取り組むときのポイント
物流倉庫の効率化に取り組む際は、改善策を実施したあとも定期的な評価を行うのがポイントです。
例えば、ピッキング方法を変えた場合、一人当たりの作業時間がどう変化したのか、またマテハン機器の導入により荷役作業の時間が短縮されたかなど、具体的なデータをもとに検証する必要があります。
改善策を導入しただけでは、効率が上がっているのかどうか判断できず、場合によっては悪化している可能性もあります。間違った改善策を続けないためにも、従業員からのフィードバックや客観的に判断できる指標を用いて定期的に評価しなければいけません。
また、従業員の入れ替わりや扱う商品の変化によって、これまでの作業方法が最適でなくなるケースもあります。そのため、現場の状況を定期的に確認し、より効果的な方法がないか検討していきましょう。
まとめ
物流業界は配達量や再配達による業務過多、慢性的な人員不足により、業務の効率化が求められています。今回は倉庫のレイアウト見直しや適正在庫の維持、わかりやすい住所の割り振りなど、物流倉庫の効率化につながる11種類の施策を紹介しました。
自社の倉庫に適した方法がないか、ぜひ検討してみてください。
株式会社稲沢商会では、AIネットワークカメラによる車両入構管理システムを提供しています。このシステムを導入すると、車両到着の通知、入構後の経過時間の管理、入退状況の確認などが可能になり、倉庫業務のさらなる効率化につながります。
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