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防犯カメラが映らない原因と対処法
2025年4月18日(金)
せっかく設置した防犯カメラが突然映らなくなると、不安になりますよね。原因が分からず、途方に暮れてしまう方もいるかもしれません。しかし、慌てる必要はありません。防犯カメラが映らない原因は意外と単純な場合が多く、適切な対処を行うことで復旧できる可能性があります。本記事では、防犯カメラが映らない際に考えられる主な原因と、それぞれの対処法を詳しく解説します。

目次
まずは落ち着いて確認!映らない状況を整理する
原因究明のためには、まず「どのように映らないのか」という状況を整理することが大切です。
- 全く映像が出ない: 画面が真っ暗なまま、何も表示されない。
- 一部のカメラだけ映らない: 複数台設置しているうち、特定のカメラだけ映像が出ない。
- 過去の映像は見られるが、現在の映像が映らない: 録画はされているようだが、リアルタイムの映像が確認できない。
- 一時的に映らなくなる: 時々映像が途切れたり、ブラックアウトしたりする。
これらの状況によって、原因の切り分けと対処法が変わってきます。
映らない原因と対処法:症状別チェックリスト
ここからは、よくある原因と具体的な対処法を症状別に解説します。
全く映像が出ない場合
原因
- 電源トラブル: カメラ本体や録画機器(レコーダー)、PoEハブなどの電源ケーブルが抜けている、または断線している。ACアダプターや電源ユニットが故障している。
- 配線不良: LANケーブルや映像ケーブル(HDMIケーブルなど)が正しく接続されていない、または接触不良を起こしている。ケーブルが断線している。
- システム起動不良: 録画機器(レコーダー)が正常に起動していない。
- モニターの故障・操作設定ミス: モニターの電源が入っていない、または入力設定が間違っている。
対処法
- 電源ケーブルの確認: 全ての機器の電源ケーブルがしっかりと接続されているか確認し、抜けかけている場合は差し込み直してください。
- ACアダプター・電源ユニットの確認: 別の電源タップやコンセントに接続してみる。可能であれば、同じ電圧・電流の別のアダプターに交換してみる。
- 配線の確認: LANケーブルや映像ケーブルが各機器にしっかりと接続されているか確認し、コネクタ部分に緩みがないか確認してください。可能であれば、別のケーブルに交換してみる。
- 録画機器の再起動: 録画機器(レコーダー)の電源を一度切り、数分後に再起動してみてください。
- モニターの確認: モニターの電源が入っているか、入力端子が正しく選択されているか確認してください。別のモニターがあれば接続してみる。
一部のカメラだけ映らない場合
原因
- カメラ本体の故障: 特定のカメラ自体が故障している。
- ケーブル不良: そのカメラに接続されているLANケーブルや映像ケーブルに問題がある。
- PoE供給不足: PoE給電の場合、PoEハブのポートが故障している、カメラの消費電力に対して供給電力が不足している。
- IPアドレスの競合: IPカメラの場合、ネットワーク内でIPアドレスが重複している。
- 設定ミス: 録画機器(レコーダー)でそのカメラが認識されていない、または設定が間違っている。
対処法
- ケーブルの交換: 問題のカメラに接続されているLANケーブルや映像ケーブルを別のものに交換してみる。
- PoEポートの変更: PoE給電の場合、PoEハブの別のポートに接続してみる。
- カメラの再起動: 問題のカメラの電源を入れ直してみてください(ACアダプター接続の場合)。PoEの場合は、LANケーブルを抜き差しすることで再起動できます。
- IPアドレスの確認・変更: 録画機器(レコーダー)の設定画面で、問題のカメラのIPアドレスを確認し、他の機器と重複していないか確認してください。重複している場合は、別のIPアドレスに変更してください。
- 録画機器の設定確認: 録画機器(レコーダー)の設定画面で、問題のカメラが正常に認識されているか、チャンネル設定が正しいかなどを確認してください。
過去の映像は見られるが、現在の映像が映らない場合
原因
- ネットワークの遅延・不安定: ネットワーク環境が不安定で、リアルタイムの映像伝送に問題が発生している。
- ソフトウェアの不具合: 録画機器(レコーダー)や閲覧ソフトの不具合。
- 録画モードの設定: 録画モードが「動体検知時のみ録画」など、常時録画になっていない。
対処法
- ネットワーク機器の再起動: ルーターやハブなどのネットワーク機器を再起動してみてください。
- 録画モードの確認: 録画機器(レコーダー)の設定画面で、録画モードが適切に設定されているか確認してください。
- ソフトウェアの再起動・アップデート: 閲覧しているPCやスマートフォンのアプリ、録画機器(レコーダー)のソフトウェアを再起動してみてください。最新バージョンが出ていればアップデートを検討してください。
一時的に映らなくなる場合
原因
- ケーブルの接触不良: ケーブルのコネクタ部分が緩んでいるなど、接触が不安定になっている。
- 電力不足: カメラや録画機器に必要な電力が一時的に供給不足になっている。
- 熱暴走: カメラや録画機器が高温になり、一時的に動作が不安定になっている。
- ネットワークの負荷: ネットワークに一時的に負荷がかかり、映像伝送が不安定になっている。
対処法
- ケーブルの再接続: 全てのケーブルをしっかりと接続し直してください。
- 電源環境の確認: 他の電気機器の使用状況を確認し、電力供給が安定しているか確認してください。
- 設置場所の温度確認: カメラや録画機器の周辺温度が高すぎないか確認し、換気を良くするなどの対策を検討してください。
- ネットワークの負荷軽減: 他のネットワーク機器の使用状況を確認し、一時的に負荷をかけているものがあれば停止してみる。
それでも解決しない場合は…
上記の方法を試しても改善しない場合は、以下の可能性が考えられます。
カメラ本体、録画機器の深刻な故障
専門的な知識が必要な設定の問題
このような場合は、購入した販売店や設置業者に連絡し、専門的なサポートを受けることをお勧めします。
まとめ
防犯カメラが映らなくなった時は、まずは落ち着いて状況を確認し、本稿で紹介した対処法を一つずつ試してみてください。簡単な処置で復旧することもあります。
日頃から定期的なメンテナンスを行い、ケーブルの緩みや接続不良などをチェックすることも、トラブルを未然に防ぐ上で重要です。安全を守るために、防犯カメラを常に最適な状態に保ちましょう。
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