コラム
導入時の検討ポイントや、活用方法な選び方など防犯カメラなどのお役立ち情報をご案内いたします。
Column
コラム
防犯カメラの耐用年数とは?
2025年5月27日(火)
「防犯カメラの耐用年数は何年?」「一度設置したら交換不要?」このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。防犯カメラの「耐用年数」は、機器の寿命とは異なる意味を持っています。このコラムでは、防犯カメラの耐用年数について詳しく解説するとともに、機器を長くお使いいただくためのポイントをご紹介します。
目次
防犯カメラの耐用年数とは
防犯カメラの耐用年数とは、主に税法上の減価償却資産としての使用期間を指します。これは、購入費用を一度に経費として計上するのではなく、定められた年数にわたって分割して計上するために用いられるものです。
日本の税法において、防犯カメラは一般的に「事務機器及び通信機器」に分類され、法定耐用年数は6年と定められています。ただし、その設置目的によっては異なる分類となる場合もあり、例えば災害報知設備として設置される場合は8年となります。
この法定耐用年数は、あくまで会計上の基準であり、「この期間を過ぎると機器が必ず故障する」という物理的な寿命を示すものではありません。
防犯カメラの耐用年数=寿命ではない
前述の通り、防犯カメラの耐用年数は税法上の概念であり、機器そのものの実際の寿命(使用できる期間)とは異なります。
防犯カメラの実際の寿命は、様々な要因によって変動します。一般的には5年から10年程度と言われることが多いですが、これはあくまで目安です。使用環境やメンテナンスの状況によっては、これより短くなることも長くなることもあります。
なぜ耐用年数と寿命に違いがあるのでしょうか。それは、防犯カメラが設置される環境や使用状況がそれぞれ異なるためです。

防犯カメラを長く使うためのポイント
防犯カメラに長く性能を維持してもらうためには、いくつかのポイントがあります。ここでは、機器の寿命を延ばすための重要な要素をご紹介します。
定期的な点検を行う
防犯カメラも精密機器です。長期間使用していると、ケーブルの劣化、レンズの汚れ、筐体の損傷などが起こる可能性があります。定期的に機器の状態を目視で確認したり、録画映像に異常がないかチェックしたりすることで、不具合の早期発見につながります。専門業者による定期点検は、機器の異常を早期に発見し、大きな故障につながる前に必要なメンテナンスを行う上で非常に有効です。
ダメージを受けにくい場所に設置する
防犯カメラの設置場所は、その寿命に大きく影響します。特に屋外に設置する場合、直射日光、雨風、温度変化、湿度、粉塵、塩害などの影響を受けやすくなります。これらの過酷な環境は、機器の劣化を早める原因となります。可能な限り、軒下やひさしの下など、これらの影響を避けられる場所に設置することが望ましいです。
設置場所に適した機器を選ぶ
屋内外の設置場所や、想定される環境に適した性能を持つ防犯カメラを選ぶことが重要です。例えば、屋外に設置するのであれば、防水・防塵性能を示すIP規格を満たした製品を選ぶ必要があります。また、温度変化の激しい場所であれば、動作保証温度範囲が広い製品を選ぶと良いでしょう。設置環境に合わない機器を選んでしまうと、早期故障の原因となります。専門業者に相談し、最適な機器を選定することをおすすめします。
まとめ
防犯カメラの耐用年数は税法上の減価償却期間であり、一般的に6年と定められています。しかし、これは物理的な寿命とは異なります。防犯カメラの実際の寿命は、設置環境やメンテナンス状況に大きく左右され、5年から10年程度が目安となります。
防犯カメラに長く安定して稼働してもらうためには、定期的な点検や、ダメージを受けにくい場所への設置、そして何より設置場所に適した性能を持つ機器選びが重要です。
稲沢商会では、お客様の設置環境やご要望に合わせた最適な防犯カメラシステムのご提案から、設置工事、その後のメンテナンスまでトータルでサポートいたします。防犯カメラの設置やリプレイスをご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。
アイデアを形にし、あらゆるニーズにお応えします
数多くの導入により積み重ねてきた実力。
そして、防犯に関する豊富な知識と経験のある防犯設備士の有資格者を揃えており、
お客様のニーズにあった安心空間のご提供をお約束いたします。
セキュリティ強化にお悩みの方、業務の効率化などお困りの方は、是非稲沢商会をご検討ください。
ネットワークカメラご検討の方 はこちら
お問い合わせ
販売パートナー募集
このページの上部へ